仏 間
☆ 仏 間 ☆
さて今日は「仏間」のお話です。
自由設計する新築住宅もまだまだ多いので知っておいても損はないのだと思います。
私たちが担当するお客様でも仏間の問題で何度も一からプランをやり直すことになった方もおられます。
最近は和室を設けることが少なくなってきましたが
それでもやはり実家の仏壇を将来的に継ぐ人は仏間を考えておられます。
その仏間の基本は「方角」です。
仏間は「東」か「南」を向いていることが基本です。
単に和室の押入れを半分仏間にできるからいいやん。
と考えれば私たちも楽なのですがその押入れが北向きなどの場合は
押入れの場所を変えていく大きなプラン変更になります。
そうなると結局全面的なプラン変更になりますから費用発生する場合も出てきます。
知ってたらお金かからずに済んだのに!!って事にならないようにしましょうね。
もう一つ、最近2階におトイレを設置するのが当たり前になってきました。
確かにあれば便利ですし、重宝しますよね。
仏間を造るときの注意点はこの2階のトイレ!!
仏さんの頭の上に2階のトイレを普通に設置している業者も見かけます。
これは絶対に避けましょう。
ご先祖さんやおじいちゃん、おばあちゃんの慰霊の上にトイレがあるなんてことは普通に考えたらできません。
あと注意はその2階トイレの配管が仏間の上を通らないようにすることです。
トイレの位置をずらしても汚物が通る配管が仏間の上を通ると同じ事ですからね。
もう一つ問題は最近の若い営業の方や仲介営業をされている方の中にはこういうことを知らない営業も中にはいます。
もちろん全員ではありません。
ちゃんと勉強されている方もいるわけですから。
お家の建築の場合、できあがってからでは遅いのです。
担当する営業マンの質や経験も大切になってくるということもあるのかもしれません。
ちなみに仏間を造るときは「軸回し」にしておくと便利です。
オプション工事にはなります(10万円~35万円程度、規模にもよります)がふすまが収納されて仏間には最適です。